たとえば、こんなシンデレラストーリー

自分がやることがうまくいく気がしない。失敗を怖れてびくびくするF子さん

 
F子さんは自分のやることは失敗するような気がします。
「私は人の期待に応えられないだろう」という気がするのです。
人の指示に従っている時はいいのですが、自分で考えて行動しなくてはいけない場面になると、大きなプレッシャーを感じます。
 
自分がしたことの結果を心配したり、うまくいったことではなく、うまくいかなかったことにフォーカスしがちです。
 
また、物事をなんとなく悲観的に考えがちです。
 
そのため、新しいことをするのを避けたり、能力以上のことにチャレンジすることを避けます。
「失敗するくらいなら最初からやらない方がマシだ」と思っているのです。
白黒思考、all or nothig思考を作り出すのです。
 
責任のある仕事をするときは、失敗しないようにとても念入りにチェックし、それでも不安になります。
 
仕事では、悲観的な予測をし、そのとおりに失敗することもあります。
 


 

その後のD子さん

 
カウンセリングをしていくと、F子さんには、「私は常に失敗する」「自分で考えたことは失敗する」という思考パターンがあることがわかりました。
 
また、「失敗すると罰を受ける」「失敗したら攻撃される」「失敗したら見捨てられる」という怖れを抱えていることもわかりました。
 
代わりに、ものごとを減点法ではなく加点法で考えたり、自分の価値下げをせず、自分のアイディアで成功するだけの能力があると考えられるようにイメージワークを重ねて行きました。
 
また、失敗して怒られたときの悲しみと怖れを癒すワークを行いました。
 
 
その後、F子さんは、今でも念入りにチェックをしますが、それは失敗を怖れてではなく、より良い仕事をするためという前向きな気持ちからです。
 
また、失敗というものはなく、学びがあるだけだととらえることができるようになり、失敗しても必要以上に自分を攻めることが無くなりました。
 
今は自分のアイディアで起業することを計画中です。
 


 
オリジナルセラピーセッションへ戻る